国道135号旧道 宇佐美隧道@
現道脇に、伊豆の交通を支えた隧道を見た。
↓地図
今回、南(図中下)側から巡りました。
つい最近まで現役だったこともあり、旧道に入ると風格が感じられる。
早速、カーブが現れた。外側には釣具店があり、今でも営業している。
内側に植え込みらしきものが並んでいる。ここだけセンターラインには凸凹がついている。このカーブも当時はネックの一つだったのだろうか。
カーブを曲がりきると、やがてゲートが現れた。もちろん、通行できない事を示すものだ。しかし、中央には普通車一台分位の隙間があり、入ることはできる。
遠慮なく中央を通らせてもらった。
ゲートから少し進み、振り返って撮影した。取り残された標識が寂しげだ。
隧道へ向かい歩みを進める。さっきのゲートを境にして、路面の状況はだいぶ変わってしまった。
ゲートから先はあまり手入れがされていないみたいだ。
脇には九十九折れ注意の標識が佇んでいた。
カーブを曲がる。暫しの直線、かなりの巾だ。電信類は旧道の方を使っているみたいだ。
やがて、第三のカーブに差し掛かる。
カーブのちょうど真ん中位の所に、巾員狭しの標識が。そして、奥には坑門が見えている。
カーブを曲がり、坑門の前に繰り出した。重厚な造りだが、シンプルだ。制限高3.8mの標識が備え付けられている。
巾だけでなく、高さもネックだったのだろう。
扁額を撮影。右書きだ。下には何か取り付けていたような跡がある。
入ってすぐの所の壁にこんな銘板があった。
また、その傍らには消火器が入っていたであろう凹部があった。
照明類は一切ついて無かったが、現役当時も取り付けていなかったのだろうか。
続く