国道135号旧道 宇佐美隧道A
現道脇に、伊豆の交通を支えた隧道を見た。
出口に着いた。目の前は海だった。この日は霞んでいてイマイチだったが、快晴だったらきっと綺麗な景色が楽しめるのだろう。
こちら側にもこの銘板があった。
振り返って坑門を撮影。年季が入っている。
扁額を撮影。こちら側は書体が違うみたいだ。扁額の下には、向こう側とほぼ同じような跡があった。両側に同じものが取り付けてあったのだろう。
先へ進む。ここから先はいままでよりも人が入ることが少ないのか、藪化が進んでいる。といっても、歩きやすい事には変わりはない。
海の方を撮影。霞んでいてあまり見渡せない。晴れていれば遠くの島々が見えたりするのだろうか。
こちら側にも巾員狭しの標識が。遠くにはカーブの注意を促す標識と、カーブミラーが立っている。
カーブだ。歩いていて気分が良い、最高の道だ。廃止されたことが悔やまれる。
曲がると、先にある次のカーブを見通す事ができる。
カーブの直前で落石があった。このカーブは他に比べて結構急だ。
左側には落石防止柵が並んでいる。左半分だけ草が凄い。
ここから先、格段に藪化が酷い。このカーブも結構急だ。
廃止後、長年の雨風に浸食されて、路面は傷んでいるみたいだ。面白い模様ができている。
藪に包まれながらも、落石注意の標識が立っていた。
この辺りまで来ると、自分みたいな物好きくらいしか入ってこないのだろう。この辺りが藪まみれになるのも近いかもしれない。
現道の喧騒が聞こえてきた。もう終わりも近い。終わってしまうのが惜しい。
そのまま現道に合流して終わりだ。こちら側はガードレールで塞がれていて、通り抜けができない。
完