埼玉県道28号旧道 畑隧道C 

明治時代のシロモノをこの目で確かめてきた。

 

 

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歴史ある明治時代の隧道なのだが、こうして草で隠れて坑門があまり見えないのが残念だ。

 

 

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しばらく坑門やその周囲を調査してから、入洞した。壁には後付けであろう反射板がついている。

 

 

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こんなになりながらも、未だに光を反射できるなんて…

凄いな…

 

 

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洞内には電球やら一切ついていた痕跡はないので、きっと洞内を照らすものは、通る車のヘッドライトと、それを反射したコイツらからの光だけだったのだろう。

 

 

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しかし、とても綺麗なレンガの巻き立てだ。まるでタイムスリップしたようだ。隧道そのままが味わえる。

 

 

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東京のこんな近くにまだ、明治のシロモノが残っていて、しかも通り抜けできるなんて、もう感激だ。

 

 

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もうすぐ出口だ。両坑門前の線形にいえる事だが、隧道直近にカーブが有って、あまりよろしくなさそうだ。

 

 

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隧道を出た。目の前にはこの古く廃れた道には似つかわしくない、重厚で新しそうな土砂崩れ防止柵が並んでいた。

擁壁にはまたカーブミラーがついていたが、コイツには鏡がついていたような気がした。

 

 

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反対側の坑門である。美しいレンガ造りだ。坑門上部が藪で見えないのが残念だ。

 

 

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さて、隧道もじっくり堪能したので、先へ進む。

ここで、先ほどのいやな予感が的中した。

なぜか隧道を出たところから厚く土が盛られていたのである。それに、道の進む先が妙に開けていて明るい。

 

 

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そのうちここも激藪天国になってしまうのだろうか。もしそうだとしたら、残念だ。

土で盛られたこの区間は、所々に無数の足跡がある上に、若干泥になっていて、足を取られてしまい歩きにくい。雨のあとなんかはもう―

 

 

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ここに来て、また看板が立っていた。しかし、なんで土に石混じってんだ?

 

 

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この看板の先から、さらに道は藪に侵され、狭まっている。

先の線形が何だかおかしい。

 

 

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ふと脇をみると、畑隧道について説明する看板があった。

だが、目の前の道の様子といい、看板の立たされている状況といい、見ていると「なんだかなぁ…」という気持ちになった。

 

 

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振り返って撮影。途中から土の色が全く異なっている。

こちらの看板は、さっきのよりは強めの警告だ。

 

 

続く

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