国道135号旧道網代隧道
伊豆半島の東側の交通を支えてきた古参兵の現在の姿を見てきた。
↓位置
今回は地図上での下(南)側から巡りましたので、そちら側からお送りします。
現道から旧道に入ったところ。
さっそく通行止めの看板が現れた。
もう既に隧道が見えている。
もう今では役目を終え、静かに余生を送っているようだ。
重厚な装備品は取り外されていない。
これは初めてみるタイプだ。坑口の横に扁額が設置されていた。
扁額の下には、非常電話が付いていた。
扁額の対して対称的に竣工年の刻まれた銘板が設置されていた。
中へ入る。かなりの狭さだ。現役時代は通行に難儀していたのだろう。
ほぼ当時のままのようだ。
昭和初期の規格ゆえに、末期には最低限の安全を確保するために色々と取り付けられたのだろう。
この看板は結構短い間隔で設置してあるように思った。ちょうど中間地点、非常通報装置があった。ここだけ見たら高速道路のようだ。
やがて出口となる。照明もあんまり点いていなかったから、中は随分と暗かった。出口が明るい。
反対(北)側へ出た。こちら側も重厚な装備を施されていた。隣では絶え間なく車がすいすいと走っている。
熱海方面(北)を向いて撮影。遠く向こうに霞んだ街が見える。トンネルを出てからもなお幅は狭い。
ポツリと佇む電光表示板を見る。もう試験中のまま変わることは無いのだろう。なんとも寂しげだ。
そして、路面に凹凸の標示がでてくるともう少しで、ガードレールに阻まれ、四輪車とバイクは終点となる。旧道はこのまま、現道を挟んで反対側へ続いているが、こちらはもうひと昔前の旧道だ。
最後に、最初は気付かなかったこんなものを載せておきます(笑
終